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キンモクセイ

昨日仕事に出かけようとしたら、ふっとキンモクセイの香りがした。

もうそんな季節なの!?

ちょっと早い気もするけれど…。

周りを見渡すと、マンションの入り口の植え込みや隣のマンションなど、あちこちでオレンジ色の小さな花がこぼれんばかりに咲いている。

気がつかなかったなぁ…。   

キンモクセイはいつも、匂いがして来て初めて花に気づくことが多い。

キンモクセイの香りとともに思い出すのは、高校の修学旅行で京都へ行った時のこと。

大原の寂光院へ向かう道にたくさんのキンモクセイが咲いていた。

その時の友達の笑顔や自分の着ていた服まではっきり覚えている。

もう一度過去のどこかへ戻れるとしたら、私は迷わず高校時代を選ぶ。

あの頃の自分を私は一番好きかも知れない。

泣いたり笑ったり恋をしたりお喋りしたり…。

いろんなことを考えながら毎日一生懸命生きていた。

うちの門扉の横に植えてあるキンモクセイももう咲いたのかしら…と、ふと思う。

大事に育てた庭の花達は、私がタイに行っている間にすっかり枯れてしまったのだろうと思っていたのだが、なかなかどうして自然は強い。

帰国して驚いたのは、誰も水をやらない庭でも枯れずに花をつけていたガザニアや、カラカラに乾いた植木鉢の中で、枯れた葉の間から新芽を出しているフリージアを見た時だった。

だからきっと、キンモクセイもいつも通りに咲くだろうな。

ダンナに未練はないけれど、家や土地には愛着がある。

友達もいる。

だからと言ってどうしようもないけれど…。

でも、過去を振り返るのはよそう。

高校時代に戻れるわけでもなく、仮に戻れたとしても、私はきっと同じ道を歩くだろう。

子ども達に出会うためには、その道しかないのだから。

これからまだまだどんな運命が私を待っているのか分からないけど、とりあえずどんな人生でも前向きに楽しんで生きていきたいと思う。

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コメント

金木犀の香りって、一時期トイレを連想させて、ちょっと敬遠していたのだけど、最近は、いろんな商品が出回って、逆にこのオーソドックスな香りは見当たらない。すごくうれしい!だって、金木犀を花の香りとして純粋に楽しめるでしょ。
ところで、ギンモクセイって知ってますか?私も先日九州の実家で、花好きの母の庭に咲いているのを初めて見たのですが。色は少し白っぽいけど、香りは金よりいいという。
150年以上続いた家をたたんで、86歳まで一人暮らしをしていた母も、兄夫婦と同居することになり、引越しの手伝いに帰ったときのことです。母がいなくなっても庭の木々や花たちは咲き続けてくれるのかな?ちっちままのところみたいに。

投稿: yukorin | 2008年10月19日 (日) 午前 09時47分

ギンモクセイも聞いたことあります。他にもウスギモクセイ・・・だったっけ?なんかあるよね。
花の香りとか、音楽とかって、その時の情景や感情までも鮮明に記憶によみがえらせてくれますね。ちょっと切なくなるような・・・。

お母さん、家を離れるの辛かったでしょうね。
でも、きっといつまでも、庭では花が咲き続けてくれると思います。お母さんの心の中にもずっと・・・。

投稿: ちっちママ | 2008年10月19日 (日) 午後 10時37分

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